チラシ・ポスターの頁へ Bills
演奏記録へ Playing
<企画の意図> (ご案内のチラシより)
 ハープは、古くて新しい楽器です。歴史のうえでその原形が登場したのは紀元前の太古ですが、現在の性能をもつ楽器が造られたのは、およそ200年前のことです。

 それ以来、さまざまな作曲家がこのハープのための音楽を作ってきました。そのうちには、真の名曲と呼べる作品が数多くあります。しかし、ピアノやヴァイオリンの音楽と違って、すぐれた作品に、それにふさわしいだけの演奏の機会が与えられているとは、かならずしも言えません。一般の音楽愛好家のかたがたに限らず、ハープを専門として学んでいる学生までふくめて考えても、この楽器のための貴重な名曲の多くが忘れ去られる危機をむかえているようです。

 このような状況にあたって、20世紀末までの世界のハープ音楽をふりかえり、次の時代へ引き継ぐべき豊かな遺産を整理し、それにふさわしい充実した演奏でご紹介して行きたいと考え、この会を企画いたしました。
<プログラム>
フェルダーホフ
Jan FELDERHOF 1907-
幻想曲
Fantasia for flute and harp(1990)
フロートハユス
Marius FLOTHUIS 1914-2001
オルフェウスの墓
Pour le Tombeau d'Orphée,op.37
フロートハユス
Marius FLOTHUIS 1914-2001
アレグロ コン プレチジオーネ
Allegro con precisione,op.75,no.4
ファン デルデン
Lex van DELDEN 1919-1988
即興曲
impromptu, op.48
バーディングス
Henk BADINGS 1907-1987
バラード
Ballade for flute and harp(1950)
バーディングス
Henk BADINGS 1907-1987
カヴァティーナ
Cavatina for alto flute and harp(1952)
オルテル
Léon ORTHEL 1905-1985
五つのバガテル
5 Bagatellen, op.67
ファン デルデン
Lex van DELDEN 1919-1988
夜想曲
Notturno,op.42
アンドリーセン
Hendrik ANDRIESSEN 1892-1981
間奏曲
Intermezzo for flute and harp(1950)
これまでに開催されたハーププロジェクト
第1回 20世紀の名曲を21世紀へ(2001年春)
第2回 フランス三昧 第一夜(2002年春)
第3回 フランス三昧 第二夜(2002年秋)
第4回 十九世紀のハープの名手たち(2003年秋)
次回の予定
第6回 イギリス紀行(2006年春)
inserted by FC2 system